2020年11月14日土曜日

30年以上前のギター Kramer Striker 200ST を復活させる⑦ 新しい罠(ミス)

(まとめて書いてますが、日を分けた数日分の話です。)


意気揚々と、秋葉原で購入したパーツを交換して、今回が最終回だ!


といわけで、ギターを何度目?かの分解。


はんだ付けも外して、いったんポットやジャックなどすべて外す。

古いパーツについているリード線は、エンドを切ってもう一回きれいな線を出し直す。


接続方法は、すでにノートに記載済みで、あとはハンダ付けをひととおりすれば完了。

今回が最終回!



のはずだった・・・



ちょっと気になった。

先日買ってきた新しいミニサイズのポット。

これ、ギターに付くかな?


付かないよ・・・

ギター側の穴が小さすぎる。。


ポットのネジ部分のサイズがギターの穴より大きいのでした。


↑新しく買ったポット(左)ともともとのポット(右)


ここまで電気工作で、今度は木工?

と思ったけど、穴を大きくできるような工具はない。

そこからまたホームセンターへ買い出しか。。。


さすがに疲れた・・・(とくに心が。)



しかし、諦める選択肢はない。


今回のミスはミニポットでないといけないのに気を取られて、ねじ部分のサイズを気にしていなかった。

ネットで調べてみると、どうやらミリタイプであれば、入りそう。


今回買ってしまったのは、インチタイプでネジ部分が10mm近いのだけど、ミリタイプは7-8mmぐらいらしい。

恐らくギリギリ入りそう。


もうポットのブランドとか気にしている場合ではなく、

サイズが合って付くやつを買わないと、という感じ。


かなりマニアックなサイズなのか、ネットでもあまり見つからず選択の余地もなさそう。


さて、ネットで注文するか、また秋葉原へ行ってみるか?

わずかな気力を振り絞るのだ・・・

30年以上前のギター Kramer Striker 200ST を復活させる⑥ 秋葉原パーツ街へ

今回はギターは分解しません。


なぜならば、、、


パーツを買いに秋葉原へ向かいました。

サウンドハウスさんは、当日発送であっという間に届くのでよいのですが、

足りないパーツを買うにあたり、500kBカーブのミニポットとか、あまりない仕様らしく、

ネットでもあまり種類がありません。


なので、こうなったら(気分転換に)秋葉原へ行ってみよう!

と考えたのでした。


秋葉原は、イケベ楽器にごくたまに行くことがありましたが、

そのぐらい。


電気街へ足を踏み入れるのはもう?十年ぶり。


現在パーツ屋さんとかがどのぐらい残っているのか、さっぱり分からなかったのですが、

ネットで調べたら、ギター関連を扱っているのはどうやら3店が有名。


・千石電商

・秋月電子

・桜屋電気店


どこがよいのか?

分からないので、駅から近いところから順番に行ってみることに。


最初は、ラジオデパートというビルに入っている桜屋電気店へ。

ビルに入ると、パーツ屋さんが並んでる!!

久々に秋葉原っぽいところへ来て、ちょっと嬉しい。


2Fにあるらしいので、ぐるぐる廻ると、

ありました、ギターパーツが並んでいる店。


なかなか種類も豊富そう。

さっそくパーツを漁る。


一番欲しいトーン用のミニポットはあっさり発見。burnsで500円ぐらい。

あとは、ON-ON-ONのミニスイッチ。これも500円ぐらい。

ついでに、1つ200円で安かったオレンジドロップのコンデンサーと、

Switch Craft製のジャックを2つ購入。

全部で、1600円ぐらい。


ギターパーツとして、all partsとかSCUDとかで売られているものから見ると、

結構安い感じ!!

まぁ、パーツメーカーで品質チェックしてたりして、そのあたりの違いあるのかもしれないけど、

安いことはいいことだ。



さて、ほんとはあと2件も見てみたかったのだけど、

時間もなく秋葉原を後にしたのでした。


久々の電気街、ちょっとわくわくして楽しかった。


さて、今度こそギターを修理するのだ。




↑今回購入したパーツたち!


30年以上前のギター Kramer Striker 200ST を復活させる⑤ トーンポットが・・・

どこまで続くんだ・・・


発注したパーツはあっという間に届いた。

しかし、サウンドハウスさん、ポイントが付くのが14日後になっている。。


昔は翌日にはポイントがついて、送料が1000円以上で無料だったので、

1000円分買ってそのポイントを使って次の注文をして、というせこいことをしていた。


何しろ、サウンドハウスのポイントは1か月しか有効でないため、

有効に使うには次々買わなければいけないのである。

なので、ポイントを使いたいがために注文を分けていたのだけど、

いつの間にやらポイントは14日後、送料は2000円以上無料となってしまった。

まぁ、それでも十分良心的な価格とは思うけど。。。



横道にそれたけれど、

何度目かのギター電気系完全分解。


またまたハンダを使って分解していく。


そして、今回は新しいパーツで一新だ!



↑届いたパーツたち。


ピックアップを新しいDUNCAN JB (TB-4)に交換。

(新しいピックアップの音が楽しみだ!)



↑二十数年前と最新のJB。Duncanの名前が入っているほうが最新。昔のはサビサビになってしまっていた。。保管が悪かった。。

プレートの高さやネジ穴等々微妙に違う。


新しいボリュームポットを出して、トーンやコンデンサーをつけようとして瞬間、


トーンポットがギターの設置場所に入らない!


普通サイズを買ってしまったことが発覚。。。(;_;)


そう、調べた時には、トーンはミニサイズでないと入らないことが分かっていたのに、

注文するときには、ポイントとかに気を取られて普通サイズを買ってしまったのだ。。。


そして、PU切り替えスイッチは買い忘れた。

ジャックは次で買おうと思ったけど、もう買っとけばよかった。



あぁぁーー。



しばらく落ち込むも、交換できる部品だけ交換することに。


なので、ボリュームポットとピックアップ、配線をきれいな線にしてはんだ付けし直して終了。


この状態で確認!!



しかし、、、ノイズは直らず (T_T)


果たして、直る日は来るのだろうか?

だんだん弱気になってきた。


追加パーツを発注せねば。

30年以上前のギター Kramer Striker 200ST を復活させる④ 何を交換すればいいんだ?

先日分かった問題。


①リアピックアップの音量が小さく、シングルコイルみたいな音。


②ノイズがひどい。



①は、恐らく内部で断線とかしてしまったのだろう。。直せる気がしない(T_T)

高校生の時のままの音を出す、という夢はここで砕かれた。

新しいピックアップを買って交換するしかないだろう。

完全に音が出ないんじゃなくて、恐らく片側は出ててシングルコイルっぽい音というのが不思議。

どういう状態なんだろうか??



②は、電装系の部品を交換する必要がある。

ボリュームもトーンもガリがあり、接点復活剤で静かになってはいたが、交換すべきだろう。

コンデンサーもダメかもしれない。

ジャックは一度は交換したためか?シールド入れるときにガリっとか言わないのがすごい。



こうなったら、全交換だ!!!



というわけで、発注する部品の調査開始。

ハンダを溶かし、電装周りを完全に分解。


ちなみに、今回初めてハンダ吸い取り線というのを買ってみた。

これは、この線をくっつけながら古いハンダを溶かすと、線が吸い取ってくれるという便利もので、すごい勢いで吸ってくれるのでなかなか面白かった。


さて、大きさとか型番とかをチェック。


しかし、、、1つ1つが難しい・・・



①ボリュームポット


 いろんなメーカーがあり、悩む。調べてみたところCTSというところがよさそう。

 シングルコイル、ハムバッカー、アクティブで抵抗が違い、ハムバッカーは500Kらしい。

 カーブがABあり、ボリュームは基本Aらしい。

 サイズは標準サイズ。

 ミリタイプとインチタイプがある。ギザギザの大きさとか、軸の長さとか違うみたい。図ってみたら、ミリタイプっぽい。


 ふぅ、1つ目のボリュームポットだけで、こんなに調べて選ばないといけないのか・・・



②トーンポット


 ボリュームポットと同じものが使える。トーンとして使うには、コンデンサを組み合わせるだけのよう。

 コンデンサで高音をアースに流して高音を絞っていく仕組みらしい。なるほど、、、勉強になった。

 ギターを始めて三十数年、初めて知った。


 ボリュームポットと同じく、ハムバッカーは500K、トーンはカーブBタイプらしい。ミリタイプで、

 なぜか、トーンはサイズがミニタイプだった。

 ⇒そして、ここで後日・・・



③コンデンサ


 これも、いろんなメーカやら値やら、、、まったく分からん。

 トーン用として一番標準的で人気ありそうな、オレンジドロップというのを選んだ。

 容量もいろいろある。これもハムバッカー用の標準値を選んだ。



④ピックアップ切り替えスイッチ


 これは、実はまだ買っていない。。最初に発注しそびれた。

 3か所動いて、フロント、フロント+リア、リアの3種類の接続になるもの。

 ON-ON-ONというやつか?調べてみないと。

 かなりのミニサイズ。



⑤リード線


 ホームセンターで売っている普通のリード線ではなく、ノイズを軽減できるシールド線を使うことにした。

 一緒に熱で縮んで絶縁するチューブも買った。サイズは1.5ぐらいで十分。



⑥ピックアップ


 ピックアップは、悩まずもともと付けていたものと全く同じものを。


 ダンカンのJB。


 しかし、、、実は今はJBも2種類あって、FloydRose用とGibson用がある。。。

 確かに、弦ピッチが違うので今のJBは弦とポールピースが合っていない。

 どうやら、これが合うモデルが今は出ているらしい。

 型番はJB4ではなく、TB4。


 実は昔からあって知らなかっただけ?

 いや、昔買ったときは選択の余地なかったと思うけど。。



こんなに調べるの、ほんと大変だよ。。。


そして、いったんもとに戻すのも更に大変だった。


なお、配線し直すことによってノイズが低減しないかな、という淡い期待は打ち砕かれました。



意を決して、某ショップに発注をかけたのでした。

(まだまだ)続く・・・


30年以上前のギター Kramer Striker 200ST を復活させる③ 当たり前だが、問題発生!


先日買ってきたねじを付け替え、ストラップピンも付けてきれいな状態に。


リアのDuncan JBがサビサビなのも気になるが、これでいったん弦を張ってみることにする。


このギター、ブリッジは、FloydRose2というもの。

廉価版と思われるが、なんと、WestGermany製。

ネジとかは錆びてたけど、本体は錆びていないのである。



レンチ類も立派に付いている。

そして、普通のFloyedRoseと違って、ボールエンドを落とさなくてよいのである。


↑ボールエンドをそのまま通してしまえるのである!


高校生当時は、ボールエンドを落としてレンチでしっかり固定する普通のFloydRoseをかっこよく感じたものだが、

今見ると、こっちのほうが全然弦交換が楽でよいのである。

なんで、その後普及しなかったのだろう??

恐らくこれ1代のみで、その後は全く見ないと思う。



新しいElixirを張り、綺麗になったギターにまっさらの弦。

チューニングして、いよいよ音を出す!



さて、ここで問題が。


(20年以上ほっといたんだから、アタリマエだが・・・)



①リアピックアップの音量が小さく、シングルコイルみたいな音。

 なぜシングルコイル?


②ノイズがひどい。

 歪ませなくてもノイズあり。歪ませると。。。


さて、どうしたものか?


2020年11月10日火曜日

30年以上前のギター Kramer Striker 200ST を復活させる②

さて、まずは掃除。

二十数年分の汚れ、錆びが溜まっているのである。

そうとう綺麗にしてあげねば!


ヘッド・ネック・ボディ全体を、「SMITH PRO FORMULA POLISH」を使ってきれいにしまくる。


このポリッシュ匂いはすごいけど、やっぱり綺麗になる。

ボディもネックも金属部品も何でも行ける。


しかし、錆びおとしではないので、さすがに錆びは残る。


次に綺麗にすべきは指板とフレット。とくにフレットはひどい状態。

マスキングテープを貼り、1本ずつ金損磨きで磨いてく。

ここは、ギターに謝りつつ心を込めて念入りに。



すると、フレットぴかぴか、隅々まできれいなギターの姿に!



幸い、ネックはそったりしていない感じ。

触り心地もよい。


あとは弦を張ればOK、であればよいのだけど、

世の中そんなに甘くない。


ピックを止めているねじや、ストラップピンがまずサビサビですごい。

とくにピックのネジは錆びてなめてしまいそうなところ、必死でドライバーたたいたりしながら、

何とか取り外した。


新しいねじを買いに、ホームセンターへ。

新しいストラップピンを買いに、楽器屋へ。


そうして1日過ぎていくのであった。。。






30年以上前のギター Kramer Striker 200ST を復活させる①

自分が高校生の時、初めて買ったギターがKramerのStriker 200ST というモデル。

おばあちゃんにもらった高校の入学祝いを持って、池袋の池部楽器で買った。

一緒に行った友達から、VAN  HALENと同じメーカーだからいいんじゃない?と言われ、

ギター全く分からなかった自分は、それに乗ってみた。カッコよかったし。


高校の時はこの1本しか持ってなかったのもあり、なんでもこのギターで弾いていた。

ハードロック系からスクエア、カシオペアなどのFusion 。

大学に入ってからはジャズもこのギターでやっていた。


このギター、ピックアップはいまいちで、高校生時点で、リアをダンカンJBに変えた。

ものすごく音が良くなって感動した覚えがある。

大学になってジャズを始めてからは、フロントもダンカン59に変えた。


というわけで、高校大学と使い続けたのである。


しかし、その後は実家に置きっぱなし。

気づくとそのまま20年以上が経ってしまっていたのである。


今年コロナで、ステイホームで、となり、

家にいることが多く、普段のジャズとは気分を変えて、VAN  HALENのコピーとかやってみたりしていた。

その際に取りに帰ってみようかと思い始めたのだけど、なかなか(自分が万が一かかっていて親にうつすわけにいかないので)安全と思えるタイミングもなく、そのままになっていた。


そうこうしていたら、なんと今年Eddieが亡くなってしまったのだけれど・・・


そして、先日実家の様子見に行った際に、とうとう持って帰ってきたのでした。


さて、前置きが長くなってしまったけれど、

30年近く放置していたため流石にそのまま弾ける状態にはなく、

復活するための作業を始めたのでした。

しかし、このときにはこの先長いことを知る由はなかった・・・